2012年7月2日月曜日

56FLは・・・

なんだかんだと問題続出でなかなか作業進まなかった56FLですが
ようやく超ロングテスト走行に向けて現在車検整備中。

納車後すぐ今月末にはいきなり3000~4000キロの北海道ツーリング行かれるらしいので
慣らし&テスト走行もいつも以上に気合いれて頑張ります。。。




 今週中には車検とハンドル製作を。。。
 そういえばロッカーアーム。

ナックルからツインカムの中でパンヘッドが1番ロッカーアームの調整に悩まされます・・・

歪み点検。

上下の合わせが悪すぎるのでピッタリ合うように面研。
 ガタが多すぎる場合まず面研してロッカーASSY仮組したらきつくて動かないぐらいにしまして・・・

どこがどうきついか点検。

少し黒っぽいとこがきつい部分。


 シャフトの偏摩耗の場合はこんな感じのアタリになります。

こちらは両端の黒くなってるとこがきつい部分です。
 こちらは下側の片方だけきつくなってる感じ。

ガタがあるといってもいろんな摩耗によるのでなかなか加工調整が難しいです。。。

ここも機械加工でえぇ感じに歪み取りできるんでしょうか?

でも、今はそんな技がないので超アナログな加工でキツイ部分のみを狙って地味~にグリグリ。。。グリグリ。。。


 どんなことしてるかはあまりにも恥ずかしくて言えませんがひたすらグリグリ。。。

何度も何度もロッカーASSY組んでバラして点検してまた組んでグリグリしてバラして。。。

4つ完成するまでに気がつけば約9時間半・・・

指が痛すぎ手首も痛すぎ座りっぱなしで腰も痛い痛いですが何とかいい感じでガタ少なくスルスル動くようになりました。

ロッカーからの油圧低下は出来るだけ避けたいです。
 で、いきなりエンジン車体に載ってますが。。。

やっぱこのDリング無し仕様が私的には1番好きです。

でも激しく歪んだパンカバーの板金修正もかなり大変でしたが・・・

なんでこんなに歪んだままで組まれてたのか・・・
そういえば点火時期です。

この56の場合・・・

圧縮時のピストン上昇してきて一番初めにピストンが静止するタイミングが。。。
 ここです。(タイミングホールのアップです)

ちょうど。。。点のマークがタイミングホールのど真ん中でした。

ちなみにこのマークはみんな同じ位置にあるわけではないので他のパンヘッド乗っておられる方はこの写真を参考にしないでください。

 タペット。

元々組まれてたタペットは使用不可能でしたので状態良い中古ので組みます。

4つ共まだかなり新しいタペットでローラーも全然ガタないのですが何となくローラー側面に変なアタリがあるのでローラーは4つとも交換致しました。

ローラーの交換は簡単ですが。。。きちんと交換しなかったら新品のローラーもあっという間にガタガタなってまうので要注意。

この56FLもそうでした・・・。

オーナー様の乗り方のせいじゃなくローラー交換がちゃんと出来てなかっただけだと思いますが・・・。
で、本日のお客様。

(って今日は定休日でしたが・・・)

昨年製作して納車したショベル。

ロングフォーク禁止のHOOLIGAN'Sでしたが・・・

10周年の記念か何かですかね?

こんなスタイルで。。。めっちゃ運転しやすく楽ちんなのが不思議なロングフォークです。。。






で、本日高速道路を走行中に突然不可解なエンジン出力低下にて
そのまま不動となりレッカーされてきました。

こちらエンジンオーバーホールも予約頂いていまして現在はその順番待ちなのですが。。。
まさかこのタイミングでエンジンアウト。。。?


なんやかんやと点検点検・・・

原因はエンジンでは無く点火系(電気系)っぽいとこまではわかったのですが・・・
なんか変、、、何が変・・・???

配線? KEYシリンダー内部の接触不良???


・・・

原因はバッテリー内部の接触不良?でした。

バッテリー単体ではちゃんと12.5vぐらいあったので
なかなか原因発見できず何ともお恥ずかしい限りでした。

結局バッテリー交換だけでハイ、絶好調。

デモマフラーカラケムリモクモクデース・・・。

オーバーホールまで何とかもうしばらく耐えて走ってください・・・