2014年10月23日木曜日

限界です。

 以前クランクケースの破損修理をご依頼されていたお客様がケースを持ってきてくれましたので状況確認。

カムブッシュ周辺のクラックは既に溶接で直されています。
 前側のエンジンマウントは左右とも半分なくなってしまっています。

ここは修理可能です。

が。。。
 リアエンジンマウントが。。。

見事に行方不明。

しかも破損部分周辺、かなり広範囲にわたって無数のクラックあり。

これは。。。限界です。


オーナー様は何とかマッチングのこの50FL純正ケースでエンジン修理を希望されておりましたが。。。

ライトケースは57年でレフトケースのエンジンナンバーは明らかに偽物ですとお伝えした所。。。

それならばこのケースには何のこだわりも無いと諦めがついたようでした。








クランクケースやシリンダーヘッド等の破損修理は。。。

どんな物でも溶接で直せると言うわけではないので
ここまで行ったら限界ですと言う例でした。