2015年7月9日木曜日

ツインカムのカスタム アレコレ

 これまたいつの話やねんって感じですが・・・

ツインカムのカスタムしてた時の作業まとめです。

 まずはミッドステップ製作のご依頼から。

何が大変って上のマフラーと車検用のこの純正マフラーがどちらもボルトオンで付けれるようにとのことでしたが・・・
 ノーマルマフラーだと・・・
ミッドステップ製作とブレーキのリンク取り回しで使いたい場所が完全にマフラーと干渉してしまいます・・・
 既にマフラーカットしてて順番おかしいですが。。。

まずはステップのステーは何となくコレで。

ソフテイルのフレームのリアフェンダーレール部です。

もちろんこのままではおかしすぎるので…
こ、こんな感じで・・・

しかしこの位置だとノーマルマフラーと干渉しまくりなので出来るだけステーを内に入れたいのです。が

カムカバーとエキパイの間にはそんなクリアランス全くないと言うことで

写真では既にエキパイ加工終わってしまってますが。。。
エキパイ切断。

マフラーの取り付け角度変えてエキパイとカムカバーの隙間広げます。


 このマフラー、元々サイレンサーがかなり後ろ下がりになってしまってましたが今回の加工でちょうどいい感じでやや後ろ上がりになりました。

これでステップのステーもかなり内に取り付け出来ます。
 製作途中の写真が何故か殆ど消去してしまってました・・・・

ブリブリに溶接肉盛りしまくりひたすら研磨、また溶接して研磨。。。
 こんな感じで
 ブレーキのリンク部分も作ってみましたが。。。
これがまたノーマルマフラーだとこんなことになってしまって。。。

ここからかなり迷走。

何回ステー加工し直したでしょうか・・・
 微妙です・・・
 何とか試行錯誤してブレーキ部も完成しましたが・・・

何か微妙です・・・

ノーマルマフラーとの干渉を避けるため感が出過ぎで何か変です。
 と言うことで・・・

マスターを後ろに持っていきました。
 こんな感じで
 リンクもマスターシリンダーも殆どマフラーで隠れるので良い感じです。

しかし製作途中でうわコレABS付いてるやん!とかちょっとビビったりしましたが。。。

まぁABSがどうって別に何も問題なかったです。

たぶん。。。、


 サイドナンバーのステー製作。

せっかくなんでベルトガードと一体型にしましょーとか何とか勝手なこと言ってみたり・・・
 ここも何度も取り付け位置変更変更で悩みましたが・・・
 カスタムはやはり離れたとこから見て全体のバランス考えな駄目ですね。。。

部品ばかり目の前で見ててはあきまへんでした。
こちらも溶接ブリブリ肉盛りしまくり削りまくりで…完成。
 ミッドステップ左側は・・・

出来るだけシンプルにと言うことで何となくこんな感じで
 こうなりました。
 現行のツインカム、何故にサイドスタンドとフットボードが一体型なんですか・・・

オーナー様から許可を頂いて切断。
元の シフターのシャフト取り付け部にカラー製作してここでもステーをボルト止め致します。
 完成。
順番間違えまくりですが。。。

各部品ひたすら研磨しまくった後に

塗装。

 オーナー様がどーしてもこのエアクリーナーカバーを付けたいと言っていたパンナックルかサイドバルブか何かわかりませんがこのカバー。

ウチにストックありましたがボッコボコの酷い状態でした。

とりあえずこれしか無いので直します。

このカバー、ヤフオクとかで買うとものすごーく高いと言うのをごく最近知りました。



ハンマーでシバキまくってある程度凹みを直してから。。。

ひたすら無理やりグリグリ。。。

グリグリ。。。。

グリグリ終わったら研磨して
 あ、なかなか良い感じに直りました。


インジェクションのツインカムにこの純正カバー。

なかなか・・・良い感じです。

と言うことで以上です。

2015年7月6日月曜日

パンヘッド 49FL ミッションオーバーホール

だいぶ前に途中まで作業報告してました三重県のNさん49FLパンヘッドのミッションオーバーホール。

メインドライブギアのレース圧入部のセンターとオイルシール部のセンターが激しくズレてますってなってたやつです。
恐らくレース圧入部のセンターが大きくズレてるのなら今までの走行にかなり支障があったはずなのできっとセンターがズレてるのはオイルシール取り付け部だという前提で・・・

オーバーサイズのレースに交換後グリグリで仕上げて行きます。


念のため仮組点検。

問題無さそうなのでやはりオイルシール部がセンター狂ってます

こんな感じで。

こっちは隙間大きく
こっちは完全にケースとオイルシール被っててシール入りません状態。

分解前は各部激しくガタガタでクリアランス広かったのでオイルシール取り付け可能だったのだと思います。

と言うことでココで改めて全部バラして機械加工にてオイルシール取り付け部を大きく穴広げてスリーブ製作圧入して内径をボーリングして・・・
こんな感じで。。。
無事にオイルシール取り付け出来ます。

ピッタリOKでした。

こちら数か月前に納車して先日車検でお預かりした時点検したところオイル漏れも無かったのできっとこれで大丈夫だと思います。



スラスト調整したり。。。

カウンターギアは内径激しく摩耗しすぎてたので純正の中古で交換。
こちらもスラスト調整。

この時、何とも恥ずかしいミスしてますが組み終わるまで気が付いてなく。。。

あとでまたバラして直しました。

画像でもわかるように。。。

交換したカウンターギア、スピードメーターのリングギアがギア比違うの付いてましたがそのまま組んでしまいました・・・

シフターのブッシュ交換。

レバーとシャフトが激しく摩耗してましたのでこちらも純正の中古で交換。
オーバーサイズで製作していたブッシュを圧入部に寸法合わせます。

その前に芯出し
内径も広げておきたかったので・・・

芯出ししてから加工。
OKです。
で、いきなりミッション完成して車体に載ってます。

すみません・・・

と言うことでリヤ回り点検整備。
ハブベアリング分解洗浄、スラスト調整など。
オイルタンク内部・・・

あり得ないくらい錆びてたりスラッジ溜まりまくってたりでこれは切り開けないと洗浄だけでは無理です。。。

が、社外品やしそこまでするくらいなら交換してくださいとのことでしたので交換。
新品も念のためオイルタンク内部点検。

これ結構きれいに見えるので便利です。

そんな感じで作業報告は以上です。