やっとｴﾝｼﾞﾝｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ完了して明日にはｴﾝｼﾞﾝ始動、初期慣らし開始の予定でしたが。。。
何故かﾐｯｼｮﾝまで下ろされております・・・
その訳はとりあえず置いておいてまずはｴﾝｼﾞﾝ残りの作業報告から。
ｴﾝｼﾞﾝ内部上から下まで至る所錆まくりでした。
ﾛｯｶｰｱｰﾑ、だいぶ状態悪かったのですがせっかくの純正なので出来る限り修正していきます。
ﾛｯｶｰｱｰﾑのｼｬﾌﾄ部も結構傷んでいるのを考慮して若干ｷﾂｲ目でまずは内面仕上げています。
で、いつもの怪しい加工ですがｷﾂｲ部分を点検修正ｸﾞﾘｸﾞﾘ何度も繰り返していきます。
特殊な溶剤に漬け置き煮沸で何度も洗浄繰り返しましたが・・・
まだまだ取りきれないｽﾗｯｼﾞがいっぱいでした。
ｽﾀｯﾄﾞが曲がってたりﾉｯｸﾋﾟﾝの状態が悪かったりすると・・・
ﾛｯｶｰの動きが渋くなったり焼き付いてしまったりしてしまうので要注意。
ﾛｯｶｰを分解する時ﾊﾝﾏｰなどでコンコン叩かないと分解できない、または組み付けれない。
そういう場合は要注意です。
なんて話をよく聞きますが・・・
そうならないようにしっかり各部加工修正して組み付けます。
慣らししっかりやれば大丈夫！なんて言ってたら慣らし終わる頃にはｼﾘﾝﾀﾞｰ内部縦傷だらけになってしまってたり・・・
とかそんな感じの可哀そうな車両も結構多かったりします。
錆びて傷んでたり回り止め？でがっつりｶｼﾒられてﾈｼﾞ山潰れてたり。。。
さすがにこんなでかいﾀｯﾌﾟは持ってないので写真のような怪しい自作TOOLでﾈｼﾞ穴修正しています。
これでｴﾝｼﾞﾝは全て作業完了。
車体へ載せるため各部ｵｲﾙ漏れ酷過ぎた車体を洗浄していきますが・・・
更にはｳﾚﾀﾝらしきﾘﾝｸﾞでｼｰﾙ部とｸﾗｯﾁﾊﾌﾞしっかり圧着させ完璧なｵｲﾙ漏れ対策・・・？
初めて見ましたがいろんな技があるんですね。。。
しかしこの車両にはそんな対策は何の意味も無く・・・
と言うことでｵｲﾙ漏れ対策もなんの意味も無く・・・
ﾒｲﾝｼｬﾌﾄも押して引いてｶﾞｯﾀｶﾞﾀの危険な状態。
全ﾊﾞﾗ決定です・・・。
ﾎﾞﾙﾄ穴、ﾐｯｼｮﾝｹｰｽ内部と貫通なのでもちろんｵｲﾙはここから漏れ漏れなります。
ｵｰﾅｰさんに確認してみたところ・・・そう言えばある日突然赤い液体がドバドバ漏れまくってましたが色からして錆水か何かが出てたのかと思っててまさかﾐｯｼｮﾝｵｲﾙだとは思いませんでした・・・と。
その1ヶ月後くらいにｴﾝｼﾞﾝ不調にてほとんど走行してなかったとのことでしたのが不幸中の幸い。
もうすぐ粉砕します的前兆あり。
交換しておきます。
ｵｲﾙ漏れてしまってたのと関係なく元々からかなりｶﾞﾀｶﾞﾀなﾐｯｼｮﾝだったと思われます。
横方向で０に合わせて左斜めで＋1.5/100ﾐﾘ。
上下で+2.5/100ﾐﾘ。右斜めで+1/100ﾐﾘ。
外注にて機械加工で内面研磨、ｵｰﾊﾞｰｻｲｽﾞのﾚｰｽに交換致します。
ﾒｲﾝｼｬﾌﾄ、ｶｳﾝﾀｰｷﾞｱASSY,ｷｯｸｼｬﾌﾄ、かなり酷くｶﾞﾀｶﾞﾀでしたの動画撮ってみましたが・・・
動画ではｲﾏｲﾁでした・・・
