2014年3月22日土曜日

57FLのエンジン分解点検。

ブログ全く更新していなくてすみません。

そろそろ作業報告再開していきます。

まずは愛媛県のB様57FL。

エンジン、ミッションのオーバーホールその他車体整備など。

各部バラして確認から。

この車両、ごっつい配線でかなりのアーシングがほどこされております・・・

あまり意味無さそうなので後ほど外しておきます。


シリンダーベーススタッドがショベル後期用のに交換されているためヘッドボルトが取れません。

(もちろんヘッドずらせば取れます)

こちらは交換致します。
ブリーザーギア内部に何やら凄い金属片が・・・

真鍮かブロンズの鋳物っぽい破片ですがこれが一体なにの破片なのかがわかりません。

まだ確認していませんがロッカーアームのホルダーからの破片で無いことを祈りつつ。。。
カムブッシュのクランクケース側。

見事に上下逆さまになってますが・・・

回ってしまったのか何か意味あってわざとそうしてるのか・・・。

カムブッシュ周辺の溶接修正痕が気になります。


カムはアンドリュースのJでした。

画像ではわかりにくいですがケース側ブッシュとの当たりが悪くかなり摩耗してしまっているので要交換です。

タペットは4本ともJIMS製でした。

少し縦傷が多いですが何とか修正でこのまま使用したいところです。
前後共レプリカヘッドでしたのでまぁ安心かなと思いきや。。。

ヘッドボルト穴周辺は左のように鋳込み部がギザギザな形状なのですが右側は何か変。。。






・・・。

ヘッドボルト穴側面、かなーりの溶接痕が。。。

きちんと溶接修正されてるかどうか気になります。。。
 なかなかの・・・
 クラッチのプッシュロッドが反対向きについていました。

こちらの先端の段付き部分はスル―アウトベアリングにはまる部分なので。。。

ベアリング、大丈夫か心配です。

そしてクランクケース分解。

・・・

これは・・・。
 ・・・。

右側ケース内部。

センターのレース周辺が何か変。
 何やら暗号のようなものが残されております。

これは。。。

レース周辺の鋳込みがガタガタなってしまったのでしょうか?

かなりハイレベルな加工修正が施されています。

心配です。。。

とりあえず洗浄後しっかり点検致します。

 ・・・そして左側ケースも同じように。

何がどこまでどのように加工されているかがわからないので悩みます。

この手の加工修正は私もよくやるのでコレが駄目とは言いませんが

圧入具合や左右センターがきちんとでてるとかとか

いろいろ悩みます。。。