2012年6月16日土曜日

56FL残りの作業報告。

56FL残りの作業報告です。

サーキットブレーカー、アイドラーギアのブッシュ入れ替え
新品に交換したシャフトの寸法に合わせてブッシュ内径をリーマー加工。

アジャスタブルリーマーは未だにちょっと苦手です。

焦らず少しずつ慎重に慎重に。。。
シャフトは曲がってたから交換しました。

何でこんなとこのシャフトが曲がるの?











各ギア仮組みでコレぐらいの位置でクランククルクル何回も回転させてこのままの位置でずっと回転してるか点検。


こんな感じで何回やってもクランクケース側にギアが寄ってしまいます・・・

カムでもコンロッドでもこうなったら駄目なのです。

このまま組むと常にクランクケース側に向かって負担かかりっぱなしでどんどんケースが磨耗していきます。

この56FLもここの部分とサーキットブレーカー部分のクランクケースが既にかなり磨耗してしまってます。

無駄な発熱やオイルにキラキラした粉を発生し続ける原因のひとつです。
こういうネジレの原因て。。。実際は未だによくわからないのですがやはり私のリーマー加工技術とかがまだまだ未熟なのでしょうか・・・

と、ブッシュ内部など点検しても特にこれが原因ってのがわからない・・・

無駄にクリアランス広くするのは嫌なので・・・

もう一回ブッシュ入れ替え直してリーマー&ホーニングしてみたら・・・

見事に直りました。でも何が違うのかいまいちわかりませんが。。。直ったからヨシとします・・・。

ギアが内側外側どちらにも寄らずクルクル同じ位置で回ってくれるようなったので一安心。



各ギアのサイドクリアランス調整して。。。














カムカバーまでつけた状態でもクランクが軽くクルクル回ってればOKです。

もちろん各部クリアランス無駄に広くすればどんな状態であれ軽く回転すると思いますがそれではオーバーホールしている意味がないので駄目です。
オーナー様の希望で右のパン純正カム仕様したかったのですが・・・

シャフトの磨耗がひどすぎて断念・・・。
状態の良いパン純正カムはなかなか無いです。。。

で、今回仕様するのは左のパン~ショベルまでの純正FLHのカム。

私的には左の純正カムがパンでもショベルでも1番お勧めです。
H田さんアーリーもS君アーリーもこの純正カムを使用します。

もともとこの56に組まれていたアンドリュースのJカム。

こう見比べるとJカムも結構ハイカムですね。。。

全然どうでもいい話ですがカムの下で中指立ててるのはTommy Lee。

いつも作業台のマット下から私に向かって中指立てておられます・・・。





2012年6月15日金曜日

82FLH、78FXのヘッド

とりあえず作業報告です。

82FLHのヘッドリビルト。

インテークのみガイド穴修正、ガイド入れ替え









バルブステム径に合わせてガイド内径リーマー加工。
同じ作業ですがここから画像は78FXで。。。

バルブシートカット
バルブのアタリ確認
摺り合わせ&ラッピング
バルブスプリングのロアカラー加工していつものバルブシール装着し完成。

かなり手抜きな作業報告ですみません。。。

2012年6月13日水曜日

67FLH FOR SALE

今まで数年間見なかったことにして放置してた67FLH アーリーショベルの紹介です。

特に急いで売りたいわけではないですが
何故に数年間も放置してたかと言うと・・・

かなりコンディション良い車両なのでせっかくだからこのままのスタイルで
エンジン、ミッションから車体までしっかりと全て修理して
安心長持ちな状態で売りにだそうと考えていましたが放置してるだけでは売れるわけも無く・・・

もちろん売れても無いのに作業する気になるわけもなく。。。

売れても売れなくても少しずつ作業してちょうど1年計画で完成させる予定です。

もし明日売れても完成予定は早まりません、1年計画です。


現状販売の問い合わせは今まで多数ありましたが皆お断りしています~

もちろんかなり高いお値段になりそうですが
高いなりのかなり良い車両です、ハイ。

ご予約お待ちしております~。

 残念ながらオリジナルペイントでは無いです。。。

特に何の価値も無いですがなんとハーレー本社の証明書付き。

「この車両は本物のハーレーです」みたいなことが書かれてます(笑

あとエンジン打刻も本物ですみたいな証明書でした・・・

2012年6月9日土曜日

慣らし中。。

73ショベル、慣らし走行中。
昨日乗って帰ってさっき1時間ほど走ってきました。

復帰第1弾がボンランと言うのはかなり不安ですがオーナー様、エンジンオーバーホールした時と同じくらいの気持ちで熱くならずゆっくり走ってください。。。
 こちらもボンラン行くSさんのFLH.

5、6年前にウチでカスタムした車両ですが私こういうカスタム好きです。

元々はノーマルっぽいFLHでしたが。。。
 でっかいFLタンク切って切って。。。
 ノーマルっぽさを残してかなり小さなタンクになってます。

FLの純正トリプルツリーも切ってナローにしてます。
 ノーマルリアフェンダーはあえてヒンジ部分残して短くするのが好きです。
で、車検整備。

ミッションオイル漏れてしまってました。。。

オーバーホールから4年なのでさすがにクレームじゃなくてもいいですよね・・・?
電気系不調の原因は。。。

発電してませんでしたのでココ交換。
これは当店に来られる前からついてた部品でいつからついてるかわからないので何で壊れたん??? と聞かれましたがさすがに・・・。
今回セルをつけるということでレギュレターとセットでエボ用32Aにしておきました。

サイクル何たら製なので。。。たぶん問題ないと思います。


車検行くぞーと思ったらクラッチが。。。

スルーアウトベアリングが粉砕してましたので交換。

朝っぱらから雨の中テスト走行で疲れましたが今日も頑張って作業開始です。

2012年6月8日金曜日

73ショベルリジット完成。

 エンジン内部の状態が良いとこのショベルのように約8年間ぶっ飛ばして走りまくった車両でもオイル交換の時、オイルにキラキラした感じは全く無く。。。
オイルタンクの中も特に洗浄しなくてもオイル抜けばキレイなままです。


そして73ショベルは昨日昼からひたすら初期慣らし中。

シリンダー内部、軽くホーニングしてピストンリング交換しただけでも かなり熱持ちますねぇ・・・

エンジン内部すっきりリフレッシュされたせいかエンジン音がかなり静かになりました~。

まだ実走行には行けそうにないです。

とりあえず朝まで初期慣らし続けます。。。
その間にこちら車検のFLH、今からセル一式の取り付けしときます。

昨日は早めに帰って少し寝ましたがまだ眠い~・・・


がんばります。。。

2012年6月7日木曜日

73ショベルリジット仕上げ

56FLに悩みすぎて気が付けばもう水曜日・・・

 56FLのクランクは無事ケースに収まりましたが・・・

ここまできてまたしても不可解な悩みが。。。

悩みすぎ。。。

ランブルW様、お忙しい中わけのわからん電話してしまってすみませんでした・・・

きっと私の考えすぎです。。。

このまま組みます!!


で、73リジット。

せっかくシリンダーばらしたから・・・と時間無く焦ってるのにブラストあてて塗装してみたり・・・


 ピストンリングのギャップ調整のためダミーヘッド組んでたらトルクアダプター粉砕・・・

ビックボア用に薄く削ってたため強度不足なってました。

削ってしまってるからスナップオンにクレーム交換言えないのが残念・・・。

でも嬉しくて思わずニヤけてしまうくらいシリンダー内部キレイでしょ?

写真じゃわかりにくいかな。。。


 今回シリンダーとピストンをばらしたおかげでピストンリングの加工に新たな課題を発見。

気のせいかもしれませんが・・・

10数年前からあんまりやってること変わらなかったですが今頃になってやっと自分が昔組んだエンジンばらして、状態見て新しく何か発見できることは嬉しいことです。

かと言ってこの10数年間の間にエンジン組んでしまった人は・・・
特に心配しなくて大丈夫です・・・

新たな試みと言った感じでしょうか?
 このショベルは約8年間で既にかなり走行してて結構ガンガンぶっ飛ばしておられましたが・・・

偏磨耗の少なさに内燃機屋のTさんもちょっと驚きのシリンダー内部、

測定した結果ピストンリングはいつも通りのギャップまで詰めました。

大丈夫と思いつつ・・・

ほんまに大丈夫やろかとか不安もあったり・・・。

シリンダーの仕上げ方にも新たな課題?発見。

で、今回試してみましたが。。。

次バラすまで結果がわかりません・・・。
 金冠日食・・・ではなくて

シリンダーとリングに隙間がないか裏から光あてて点検。

オーバーホールの時はまず問題ないですがこういう既に多走行なシリンダーに対してリングのみ交換する時は要チェック。

まぁ、シリンダー内部測定してるから大丈夫なんですけどね。。。

今回エンジンをバラして一番なるほどと思ったのはピストンリングに関して。

ソレを次回組むエンジンからどんどん試して行きたいですがこれまた結果がわかるのっていつになることやら・・・。

やっぱ自分のPANでどんどん試して走りまくってバラして点検をもっとやっていかな駄目ですね・・・。


ヘッド綺麗に復活。

ちなみにバルブに関してもソレ絶対即効で焼きつくわ!!ってこのエンジン組んだ時に某氏に言われかなりムカついた記憶がありますが・・・

バルブステムもガイド内部も全く持ってキレイキレイでしたよ!!!

と、自慢したいですががここに関しては私が凄いのではなく当時かなり衝撃的なアドバイスをしてくれたランブルエンジニアリングのW氏のおかげです。

感謝してます。

 せっかくバラしたんだから・・・と

ロッカー関係もリフレッシュ。
ボンランまでもう時間ないから一気に組み上げて早速今日の帰りから通勤で慣らし。。。と言いたいとこですが今日はここまでで我慢して明日ヘッドボルトを最終増し締めしてから残りの部分組んでエンジン始動です。。。

今回初めてロッカーカバーとヘッドにメタルのガスケット使ってみましたが・・・

どうなんでしょう???

昔から何でもかんでも俺のショベルを実験台にするな~!!

と、オーナー様に怒られそう。。。


とりあえず腹へって眠いので帰って飯食って寝ます。。。

あ、この73ショベル急遽修理してまた順番おかしいやんけ!!

と、お怒りのお客様も数名おられるかと思いますが・・・

実はこのショベル去年の9月にプラグが吹っ飛んだ事件で修理したのですが
その時私のミスでプラグホール周辺にわずかなクラック入ってたの見落としたまま
修理してその後2度も同じトラブル起きるまでクラック入ってることに
気が付かなくてオーナー様にはかなりご迷惑おかけしてしまいまして・・・

と言い訳はこれぐらいにして帰ります。


2012年6月2日土曜日

73ショベルリジット

エンジンオーバーホールからもうすぐ10年だったOさんのショベルリジット。

このショベルはかなり実験的な危険度いっぱい仕様で組んでいた為そのテストとして10年走りきるまでエンジン開けたくなかったのですが。。。

今回ヘッドのクラック修理の為ヘッド分解。

せっかくなんでピストンの状態見てリングだけ交換しましょう!

ということでピストンまでを分解。
オーバーホール後、半年もしない頃から周囲の人々からあんな組み方やし絶対もうエンジン焼けてるでアカンでと言われまくり。。。
オーナーさんもあまりにも周りからそう言われまくりなので心配なってエンジン開けたほうがえぇんちゃちゃうか???と何度も言っておられましたが・・・
もう少しもう少し様子見て下さいと言い続け・・・現在まで問題なく走り続けておりまして。。。
さぁ実際どうなってますかね!!!!!

焼けてますかー!!!!!これ!!
(オーナー様に対して言ってるのではないです)

常に一番熱もって痛みそうなリアピストンの後ろ側。

えらい綺麗ですやん。。。

光って写真撮れないから軽くオイル拭いただけで洗浄など一切してない状態です。

ちなみにこの頃のはWPCもモリブデンコートもまだ施して無いです。
リングも交換するのもったいないくらい綺麗でカーボンも全く付着してませんやん。。。













ピストンピンブッシュも焼けもガタも偏磨耗もなくこのままいきますよ~
各部測定し。。。

このショベルの今後の目標。

シリンダー内部、極軽くだけホーニングしてピストンリングは交換。ピストンは洗浄のみで。。。

今度こそ今から更に10年以上問題なく走らせます!!

ちなみにこのオーナーさんはかな~りぶっ飛ばす方です。

距離もかなり乗ってます。



クランクほとんどガタ無かったです。
1回きちんと組めばクランクは20年は問題なくいけるはずという
何の根拠も無い昔からの目標はこのまま継続し
新たな目標ができて楽しみです。

カスタムの評価は見た目からなので良くも悪くも勝負早いですが
修理屋として良く評価してもらうには。。。

なかなか時間がかかるものですね。

まだまだこれからが勝負です。

問題は・・・

10年後もこの仕事してますかね?私が・・・