サーキットブレーカー、アイドラーギアのブッシュ入れ替え
新品に交換したシャフトの寸法に合わせてブッシュ内径をリーマー加工。
アジャスタブルリーマーは未だにちょっと苦手です。
焦らず少しずつ慎重に慎重に。。。
シャフトは曲がってたから交換しました。
何でこんなとこのシャフトが曲がるの?
各ギア仮組みでコレぐらいの位置でクランククルクル何回も回転させてこのままの位置でずっと回転してるか点検。
こんな感じで何回やってもクランクケース側にギアが寄ってしまいます・・・
カムでもコンロッドでもこうなったら駄目なのです。
このまま組むと常にクランクケース側に向かって負担かかりっぱなしでどんどんケースが磨耗していきます。
この56FLもここの部分とサーキットブレーカー部分のクランクケースが既にかなり磨耗してしまってます。
無駄な発熱やオイルにキラキラした粉を発生し続ける原因のひとつです。
こういうネジレの原因て。。。実際は未だによくわからないのですがやはり私のリーマー加工技術とかがまだまだ未熟なのでしょうか・・・
と、ブッシュ内部など点検しても特にこれが原因ってのがわからない・・・
無駄にクリアランス広くするのは嫌なので・・・
もう一回ブッシュ入れ替え直してリーマー&ホーニングしてみたら・・・
見事に直りました。でも何が違うのかいまいちわかりませんが。。。直ったからヨシとします・・・。
ギアが内側外側どちらにも寄らずクルクル同じ位置で回ってくれるようなったので一安心。
各ギアのサイドクリアランス調整して。。。
カムカバーまでつけた状態でもクランクが軽くクルクル回ってればOKです。
もちろん各部クリアランス無駄に広くすればどんな状態であれ軽く回転すると思いますがそれではオーバーホールしている意味がないので駄目です。
シャフトの磨耗がひどすぎて断念・・・。
状態の良いパン純正カムはなかなか無いです。。。
で、今回仕様するのは左のパン~ショベルまでの純正FLHのカム。
私的には左の純正カムがパンでもショベルでも1番お勧めです。
H田さんアーリーもS君アーリーもこの純正カムを使用します。
もともとこの56に組まれていたアンドリュースのJカム。
こう見比べるとJカムも結構ハイカムですね。。。
全然どうでもいい話ですがカムの下で中指立ててるのはTommy Lee。
いつも作業台のマット下から私に向かって中指立てておられます・・・。