2013年6月12日水曜日
社外品のドラム
先日ブログに書いたフロントドラムに関する質問のメールいただいたので追記しておきます。
まだほぼ新品状態ですがシューがバラバラに粉砕した社外品のフロントドラム。
ハブにキチンと取り付けられてない状態で走行時ドラムがブルンブルン振りまくりで画像のドラム内部、側面上部がシューの金属部分と干渉しまくりで削れまくってしまってます。
原因はドラムのハブに取り付ける部分が歪んでるのと、ハブにはまる真ん中の穴がキツ過ぎて無理やりはめ込まれてる感じでしたが、そのまま組むとドラムとハブの接地面が全面綺麗に当たってるかどうかわかりません。
それをそのままボルトで締めこんだりすると・・・
画像のようにドラムとハブの外周部が干渉してしまってるのがわからなかったりします。
組むとここは全く見えない部分なので。。。
このままだと当然ハブとドラムの接地面に隙間ができてしまいます。
ここが当たってました。
そうならないようにドラムを加工します。
ハブとの接地面を面研。
ハブにはまる真ん中の穴を無理なくガタ無くちょうど良い感じになるよう削ります。
ハブとの干渉部分も旋盤で加工して削ります。
でハブにドラム取り付けた時ドラムがカタカタならない状態でボルト締め付けです。
そのまま無加工で無理やりボルト締めこむと・・・
写真ではわかりにくいですがこんな感じでドラムのボルト穴から内側の円にかけてバキっと割れます。
今回のは5つのボルト穴中4箇所見事にクラック入って割れてしまってます。
このままだと何回増し締めしてもすぐボルト緩みますし結構危険です。
今回のは修理できないことも無いのですが・・・
ドラム交換致します。
で、新品のドラムを上記と同じように加工してから内燃機屋さんでシュー張替えしてもらって更にハブに組つけた状態でドラム内部とシューの当たりがキチンとでるように研磨加工してもらいます。
一般的にハーレーのドラムは効かないと言われているようですがここまでやればちゃんとブレーキとしての機能を果たしてくれるようになります。
新品のセットをそのまま組むと・・・
まぁ効かないですし、今回のように危険な目に会うかもしれません。
メール頂いた方、こんな感じの説明でOKですか?
ドラムとバックプレート、シューのセットを送って頂ければ修正加工致します。
ハブは無くて大丈夫です。