66FLHの作業報告続きなのですが・・・
何故に写真消えてしまったのでしょうか・・・
最後はかなり中途半端になってしまい申し訳ないですが
残りの作業報告です。。。
何故?と疑問に思うくらい摩耗が激しすぎたロッカー周辺。
まずはブッシュを全て取り外します。
この合わせタイプのブッシュはどうも好きになれません。。。
シャフトは4本とも激しく痩せてしまっているので残念ながら全て交換致しました。
ブッシュ圧入後はリーマー加工。
慎重に・・・
元の激しく摩耗したシャフトだとリーマー加工した時点で・・・
ブッシュとのクリアランスがかなりガタガタです。
これでは油圧がしっかり維持できないので危険です。
ロッカーアームのバルブステムとの接触面。
何か加工されててステムとのアタリがかなりおかしいです。
ここは加工されてるとかなり厄介です。。。
加工されてない純正とじっくり見比べながら何とか修正したのですが、なかなかそう簡単には上手くできるはずもなく・・・
実際に組んで走って3、4回バラして点検修正繰り返してだいぶ良くはなりましたがまだ何か変なメカノイズが気になります。。。
正直言うと交換したい感じです・・・
サイドスラスト調整点検して
ロッカーアーム部は完了。
こちらもちょっと厄介なピストン。
交換すれば良いだけの話なのですが・・・
元々今回の作業はオーバーホール前提では無く、あくまでもオーバーホールされたエンジンの組み直しと言うことでしたので・・・
敢えてひたすら加工修正繰り返してピストンはそのまま使用致しました。
ピストンリングはあまりにもギャップ広すぎたので交換致しました。
これだけギャップ広いと圧縮抜けてキック軽い軽い感じがするのですが。。。
何故重かったのでしょうか?
と言うかプラグ外しててもキックいまいち重かったらしいので・・・
圧縮云々以前の何か問題ありですね。。。
今回もオーバーサイズのリング加工でリングギャップ調整して組み付けます。
この場合リングの張力がかなりキツ目になってしまうので慣らしはかなり慎重にやらなければなりません。
と言うことで慣らしの間この張力とオーバーサイズ加工故のアタリの悪さが原因でキックが少し重いことはよくあります。
普段のオーバーホールならばこんなことはほとんどしないですが・・・
こちらもロッカーアーム同様に走ってはバラしてまた走ってはバラしてアタリ点検して加工修正繰り返して・・・
だいぶ良くはなりましたが・・・。
精度悪すぎなピストンは大変です。。。
新品でこれなら間違いなくクレームで返品するくらいのレベルでした。。。
シリンダー内部は軽くホーニングのみ。
シリンダー下面の歪みが酷かったので外注機械加工にて面研。
合わせてスリーブ内部との直角具合もよくなかったので修正。
ブラストあてて。。。
耐熱塗装。
今回初めて使用した耐熱塗料。
艶ありブラックって書いてあるんですが・・・
これはどうみても艶消しと半艶の間ぐらいじゃないでしょうか。。。
タペットブロック。
見事に真っ二つにクラック入ってました。。。
ここのクラックはよく見ますがこれ程までに下から上までバックリ割れてるのは初めてみました。。。
今回は純正の中古のに交換致しました。
タペット、縦傷が気になりますが・・・
敢えて少し加工修正してこのまま使用します。
何故が1個だけ交換されておりました。
タペットローラーは恐らく交換されてるようでしたが・・・
ピンのカシメが弱い感じがしたのと
何やら異物を噛みこんだのかわかりませんが少し回りが悪いので交換致します。
新品のローラー。
とりあえずバラして。。。
洗浄して確認。
結構ゴミ入ってたりします。。。
タペットブロックも耐熱塗装。
油圧ユニットは元々組まれていた物を使用しました。
ヘッドはかなり歪みが酷かったので修正。
旋盤で切削しただけでは刃物の筋が結構残ってしまうので。。。
赤くペイントしてるのは・・・
確かフェイスブックにアップした時に歪と切削具合を説明しやすいように塗っただけです。
面研磨追加で完成。
キックアームのシャフトとブッシュはガタガタでオイル漏れ漏れでしたので・・・
シャフトはかなり痩せて編摩耗ひどかったので交換致しました。
ブッシュ入れ替えてリーマー加工で。。。
完成。
キックギアは元々組まれていた上の方を使用しました。
ギア比の関係で上の方がキックが重くなると聞いてたのですが。。。あまり違いがわからなかったです。
重いと言うかキックが蹴りにくい感じはしました。
カム周辺の作業報告もアップしましたが下書き保存の関係で
先のブログより前に更新なってました。
http://wow-mom-wow.blogspot.jp/2014/08/flh_10.html