2014年10月12日日曜日

EVOクランク分解 点検

先日ウチのブログの内容がきっかけで某ネットをお騒がせしてしまった件ですが



今回の一件は相手方ショップさんの誠意ある対応のもと

問題視されていたバイクのオーナー様も十分納得されたうえで

円満解決となりました。


以上。






クランクのみのお持込でお預かりしていたKさんのEVO.






 EVO純正のブリーザーギアは酷く傷んでいることが多く。。。
 ブリーザーホールも激しく傷んでることが多いです。

こちらもかなりの傷み具合で要オーバーサイズ加工です。
 ピニオンギアのナットは工具使わずとも手で回せて外せました。
 ケースの合わせがかなりズレててスタッドもおかしなことになってました。
オーナー様からお聞きしていた通り。。。

オイルにはギラギラの金属粉がいっぱいです。
 ケース割ります。

写真ではわからないと思いますが。。。
 クランクケースとフライホイール干渉してケース削れています。

さっきクランク回した時の異音はこれが原因でしょうか?
 順番間違えました。

オイル漏れはとにかく酷い感じです。

EVOですが・・・
 オイルポンプのボルト、1個完全に緩んでます。


 問題のレフトケース。

オーナー様からお聞きしてた通り前修理者さんによってケース中心の鉄の鋳込み周辺金属パテがてんこ盛りに。。。


しかも金属パテ剥がれまくりで。。。

し、しかも。。。
鋳込み部のガタを抑えるために取り付けられたというボルト。

完全に緩んでフライホイールと干渉してえぐれてます。

そして鋳込み部のガタは想像以上に酷かったです。

ここの鉄鋳込み部分、常温でもガタが酷い場合は修理お断りすることが多いです。