まずBさんの57。
おぉ。。。
ギアが全てアンドリュース製でした。
カウンターシャフトとシフタークラッチもアンドリュース製。
メインシャフトのみ・・・不明でかなり摩耗してます。
カウンター側のシフターフォーク、調整が悪くかなり1速側に寄りすぎてたようで。。。
シフターフォーク側面(1速側)がかなり傷んでました。
カウンターシャフトはこのまま使えそうです。
ケース内部の底面、メインシャフト側・・・
これは何?金属パテ盛り盛り???
左上のスタッド周辺バックリとクラック数か所に有り。
オイル漏れ酷かったのはこの辺が原因でしょうか?
と言うことはケース裏側は・・・
こ、これは。。。
無数のポンチ痕。
良く見るとそこに大きなクラック有り。
鍋職人さんが鍋の穴を叩いて修理する方法みたいな感じでクラック表面を修正してたのでしょうか・・・?
ピンポールぐらいならこれでも治せますがクラックはさすがに・・・
あまりにも広範囲にクラックが多すぎて。。。と言うことでケース交換にてとりあえずひとまず作業中断。
続いて49.
こちらの49もかなりのオイル漏れでしたので先のがあまりにもショックすぎて思わず裏面からチェックしてしまいました。
こちらは大丈夫でした。
シフターカムのエンドプレイがかなーり大きくて左右にガタガタ。
これだとシフターフォークのセンター調整しても意味無い感じです。
と言うか調整できません。。。
各ギアは問題なさそうです。
・・・・
これは兵庫のFさんショベルのヘッド。
ひたすら洗浄。
49の4速メインドライブギアとシフタークラッチ。
写真ではわかりにくいですがお互いの当たり具合を見た感じかなり4速側に寄り過ぎていたようです。
3速4速の間でギア抜けしてしまってたのはこれと先のシフタードラムのガタが原因だと思います。
3速側はドックのかみ合わせが甘かってはじかれまくってたのでしょうか?
かなり傷んで角が完全に摩耗して丸くなってしまってます。
こちらは交換致します。
ベアリングレース、ブッシュ、スタッド、ノックピンなど全て取り外して
各部点検。
メインドライブギアのレース圧入部点検。。。
と言いたいとこですが目視でわかるくらい段付き摩耗がありましたので外注機械加工にてオーバーサイズのレースが使えるように致します。
機械加工屋さん、かなり忙しそうで。。。。
年内間に合うでしょうか???
やはりこの辺の機械加工も早く自社でできるようにしなければ。。。
キックのラチェットギアがかなり傷んでいたので交換致します。
メインドライブギアのレースはスタンダードサイズでしたのでまずは一安心。
カウンターシャフトのブッシュ点検。
キック側がかなり圧入しろ甘い感じでしたので交換致します。
いつも同じこと言ってますが64年までのミッションはメインドライブギアのレース交換してスタンダードサイズのベアリングでクリアランスが維持できない場合はメインドライブギアの交換致します。
元のは41.358ミリ。
たぶん無理です。
アンドリュースの新品は41.382ミリ。
と言うかレースとメインドライブギアを新品に交換してもてもラッピングで修正仕上げしたらクリアランスかなりギリギリなのです・・・。
64年までのミッションはこの部分しっかりしてないと結構すぐにオイル漏れてきてしまいます。
カウンターギアASSYの内径が・・・
ビックリするくらい広すぎたので程度の良い純正の中古で交換致します。
何となくですがカウンターASSyを新品に交換するならばメイン側も同じく新品に交換したいなと言う理由なのですがそうなると部品代がかなり高額に。。。
と言うことでケースが戻ってくるまでもうしばらくお待ちください。。。
そう言えばプライマリーカバー内部、錆びて塗装が剥がれまくって凄いことになってました。
プライマリーチェーンはオーナー様からリクエストされた今年?新しく発売されたシールドタイプのを使用致します。