2016年2月7日日曜日

Aさんショベル完成。

フロント廻りがガタガタするので点検。

純正のアジャスタブルなトリプルツリーです。

ベアリングが駄目でガタガタするのかと思っていましたが原因はこのトリプルツリーの組み付け不良でした。
可動部分、増し締め点検?のマーキングされてますが・・・

全然しっかり締まっておらずこの状態では当然ガタガタなってしまいます。
マーキング位置よりまだまだ締まります・・・。

きちんと締めれば・・・当然ガタガタしなくなりました。


ベアリングは逆にキツくてゴリゴリなってました。

のでレースとベアリング交換致します。
レース取り外し。

かなり汚いですね。。。

上下とネック内部しっかり洗浄してからレース圧入致します。
下側のベアリングも交換。
フロントフォークはオイル漏れていたので分解洗浄してオイルシール交換。

右側のフォークはガタが多いのでまた漏れてしまいそうです。。。
フロントドラム点検修正。
リヤブレーキのフットペダル加工。

まずはカラー製作
こんな感じで元のペダルを加工致します。
マフラーとの干渉を避けるためプレートの取り付け位置を斜め上にずらしています。

下のボルト穴はここに穴開けてネジ穴製作。
写真無いですが上側はステー溶接して延長しています。
で、ペダル完成。

マスター分解点検。

オイルシール等交換。
ミッションはエンジンと共に記憶ないくらい前にオーバーホールしましたがキックギアのスラスト調整が微妙でしたのでやり直しました。
元と同じようにここにシム入れたのですがこれではキックギアが中に入り過ぎてしまったようでキックしてる時あともう少しってところでギアが抜けてしまってましたのでシムをキックカバー外側に取り付けてキックギアの位置をズラしました。
何かがかなりおかしかったリアドラムの点検。

新品で組まれていましたがドラムとバックプレート、ドラムとシュー取り付けプレート等数か所が干渉していてホイール回すとキーキー変な音がしてましたので。。。修正。
何の写真かさっぱり意味わかりませんがドラムの干渉部分の写真だと思います・・・。



修正加工
反対側も修正。
入れるのも取り外すのもハンマーでシバかないと無理ですって感じだったアクスルシャフトも修正致しました。
仮組で点検。

リムとスポーク調整も点検。

スポークの張り具合が緩々でした。
無事に直りました。
だいーぶ前ですがリアフェンダー製作してました。

切って張っての繰り返しで
ショベルのFLHのフェンダーを加工。

幅が広過ぎるので
切断して幅詰め。
平らなフェンダーを無理やり叩きまくってグリグリグリグリやりまくって。。。
ひたすらグリグリやりまくりで・・・
右側は元の純正。

平たく角ばった形からだいぶ丸みのある良い感じになりました。

が・・・・


やっぱりアレがコレなんですみません、作り直しますってことになり先ほどのフェンダーはゴミ箱送りになって違うフェンダーでやり直します。

まずはオーナー様から聞いているイメージに合わせてフェンダーの取り付け位置とアールを加工。
合わせて元のシートも加工していきます。
補強を兼ねたステーを溶接。
板金は自作のコレを愛用しています。
土台はなんとも豪華なナックル純正フライホイールです。

10年以上前にBIG SIGN氏に描いてもらったピンストはだいぶ消えてしまいました。。。
フェンダーのアールが決まったので補強とデザインを兼ねて鉄の丸棒を溶接します
反対側も。
グリグリで修正したり。。。
下側も補強。

なんかアレですね。

昔と比べたら恥ずかしいくらい溶接が雑になってますね私・・・

そんな恥ずかしい溶接痕をひたすら磨きます
パテは使わない仕様なのでシリコンブロンズに頼りながらひたすら磨きます。

正直しんどいです、コレ。

といつもブツブツ言いながらひたすら磨きます。
で、完成の図。

塗装はオーナー様の好み?で一度真っ赤にペイントしてから・・・

焼いたり剥がしたり溶接し直したりって感じです。

こーゆーのは・・・大好きです。
タンクも製作依頼でしたがどーしても時間がないと言うことでとりあえずは元のタンクのまま。。。

元々は白いタンクでしたがフェンダーに合わせ真っ赤にペイントしてから・・・

真ん中を溶接したり側面焼いたりで完成。

思ったよりいい感じになりました。
タンクはパンヘッドのを加工して製作予定は未定です。

すみません、いつか必ず製作致します・・・



そんなこんなでこの頃はエンジン初期慣らししつつ

何かおかしいと頭抱えながら・・・

バラしたり。
挙句の果てにクランクまで全バラして点検し直したり・・・
オイルタンクは元のを加工して取り付けしていましたが。。。

あまりにもアレなんで違うのに交換。

オイルタンク内部、錆止めコーテイングされていたので切り開け洗浄致します。
オイルタンク底部から凄いのでてきました。

錆止めコーテイングの固まりです。

 で、エンジンはロッカーアームのバルブステムとの接触面を修正やり直したり
 クランクース加工修正やりなおしたり。

こーやって過去を振り返ると特に何か大変なことやってる訳でもないのになんでこんなに時間かかってるんだろうといつも不思議に思ったりしてしまいます・・・。
 で、やっとリアルタイムな写真。

マフラー製作していたのですがリア側が何か変だとずっと気になってまして・・・

これと言ってココがこうともわからない違和感だったので見なかったことにしようと思ってましたが・・・
 この角度から前後の形状を合わせて製作したような記憶がありますがやはり最終的には横から見て違和感あったらアカンやろってことで・・・


リア側を1度くらい下げます。
 慎重に切断。
 角度下げて長さも変えました。

先の写真と何の違いも無い感じですが・・・

誰がそんなとこから見るねんって感じですが下から覗き込んだら修正前との違いがよくわかります。
 写真ではよくわかりませんが実物はだいぶ変わって無事違和感なくなりました。

でもこう見比べるとかなり長くなってますね。。。

そんなこんなでAさんショベル、後は納車に向けてひたすら走ります。