2016年7月18日月曜日

91FXR エンジンオーバーホール、車体整備等

忙しいからと言う理由ではなく
色々と思うことがあって全くブログ書く気になれませんでしたが。。。

多くの方からブログ更新してくださいとか
自分のバイクの作業報告お願いしますと言われておりまして・・・

久しぶりに更新致します。

今回はだいぶ前ですが既に納車しているMさんのFXRです。
こちらも早く自分のバイクの作業報告ブログが見たいと何度もお願いされてましたので。。。

作業報告していきます。

何やかんやと色々作業して。。。

完成!!  以上です!!


とか言うたら怒られそうなんで過去の記憶と写真をさかのぼっていきます。

こちらペイントは大阪のBIG SIGN作。


 まずはエンジン&ミッションその他車体各部を点検のため全バラ。

当店ではEVOでも中古車販売する時はこんな感じで全バラ確認修理しております。(委託販売は除く)

フレームが曲がってるような曲がってないようなって感じでしたのでフレーム修正屋さんにて測定修正して頂きました。

そういえばかなーり前にこちらの車両に関する作業報告、少しだけ書いてました。


エンジンオーバーホールのついでにフライホイール重量増し。

まずは旋盤でフライホイールの外周切削してウエイトリング圧入の下準備。

 ウエイトリング圧入して溶接。

この頃はEVOのエンジンオーバーホールが続いておりましてMさん以外にも他4台のEVOにフライホイールの重量増しやっておりました。

EVOのエンジン恐るべし。

フライホイール重量増しだけでもの凄くトルクフルで乗ってて非常に楽しいエンジンに仕上がります。

振動なんてほとんど気にならずとてもスムーズに高回転もよく回ります。
こんくらい厚み増してます。

ショベルの純正より少し重たいくらいにしてます。
クランクケース点検
左側のケース、幅も増した分フライホイールが干渉しないように少し加工致します。
どのタイミングの写真かわかりません。。。


コンロッドレースの内面研磨

こうやってメモそえとけば後で写真探すの苦労しないのですが。。。。

すぐに忘れてしまいます。



ひたすら計測、ベアリング選定。

コンロッドは80年ごろのショベル純正のを使ってます。


 ・・・

なんでダイナの写真・・・
バランス取りして
芯出し。

ですが。。。

EVOやしって油断してシャフトとフライホイールの直角確認せず芯出し開始してしまいまして

全く芯が出ませんでした。
 ピニオンシャフト、ビックリするくらい曲がってました。
そう言えばこの頃8台中5台?のEVOがピニオンシャフト曲がっててフライホイールごと交換致しました。
 ショベルに組まれてて使わなかったEVO純正フライホイールが残ってたので交換。

フライホイールワッシャー交換後、バランス取りやり直して芯出し。

即完了。

写真は交換前かもしれませんが。。。
 ケース組んで行きます
続いてカムとピニオンギアのマッチングをと思ったら。。。

 元のピニオンシャフトと交換後のピニオンシャフトがテーパーとストレートで年式違いでして。。。

準備していたピニオンギア使えず。。。
 今回のFXR,オーナー様の乗り方などを考慮して。。。

当店では珍しくワイセコを使用致しました。
圧縮比はノーマルです。

シリンダーベース面のこの部分、せり出して段差できてること多いので面研磨。

若干アンダー気味に落としてます

シリンダー上面も面研磨してます。

写真無いですがヘッドも上下とも面研しました。
 バルブ交換(KPM ブラックダイヤモンド)
バルブガイド交換、バルブシートカットと摺り合わせ。


 EVOはオーバーホール済みってのでもガイドはそのままの多いです。

バルブとシールだけ新品に変わってるってのも多いですがオーナー様はきちんとオーバーホールしてもらったと思ってる場合が多いのは何故でしょうか?

組めば見えないとこなんで。。。その辺は何をしたか替えたかなどきちんと明確にしておいた方が良いと思います(たぶん当たり前)
 タペット分解点検。

ローラーは4つとも新品に交換してます。

写真無いと嘘っぽいですが交換してます。

順番おかしいですが・・・

カムカバー面研磨して点検。
 ケース側も点検
 カム&ピニオンブッシュ交換してリーマー加工等。

写真無かったような気がしますがケース側カムベアリングももちろん交換しています。
 ピストンリングギャップ調整

と思いましたが後ろに写ってるピストンがKBなんでこれはSさんの95ダイナの写真でした。。。

すみません。
ピニオンのレースグリグリ&ケースのセンター合わせももちろんやってます

が、これはどうみてもS&S製のクランクケースなんでKさんのファットボーイでした。。。

 クランクケース左側のベアリングASSY
 点検調整してます。

写真間違え過ぎですみません。。。
 なんせこの頃EVOのオーバーホールだらけでしかも全て同じナチュラルシルバーでしたので。。。

写真みててもどれがなんだかって感じです。

だから溜めずにその都度更新を。。。。


できません。

 プッシュロット曲がりなど点検。

OKでした
 プッシュロッドの色分けが未だに覚えられません。。。
 エンジン完成して車体へ載せます。

が。。。

いきなりミッションその他まで組んでしまってます。
 スイングアームのピボット部などももちろん点検してます。
 ミッション分解点検。

EVOのミッションって新車の時から各部ガタガタのくせに・・・

長年乗っても殆ど摩耗しないのが不思議です。

各ギアのドック部など入念に加工して組み付けて行きます。

シャフト、ベアリング等は全く問題無かったので交換していません。
 シフターの・・・


 爪が状態良くなかったので修正

 こちらも修正。
組み付け後に 調整。


 オイルシールは必ず3点セットで交換。

ステム曲がり無いかなど点検してベアリング&レース交換。

上下ともベアリング&レース交換しています。
フロントフォーク分解して洗浄点検。

ブッシュとシール交換。
と思ったら上の写真はつい先日1200s用のフォークに交換した時の写真でした。

元のフォークはこちら。
 ステーター、配線駄目になってたので新品に交換してます。
プライマリーとセルモーターのシャフトのとこのシール交換してます。
 オイルタンク内部もひたすら洗浄しました。
 シフターのシャフト部とかに塗るグリスはどんなんがよいのでしょうか?

 クラッチも分解して点検。
オイルフィルター取り付け部のフィッテイング。

何がどうだったのか忘れましたが
タップでネジ穴何かして。。。
 こうなってました。

写真撮ってるくらいやし何か意味あったんだと思いますが・・・

すみません、記憶にないです。
 オイルライン組み付けようとしてる時にこんなとこ折れたらだいぶテンション下がります。。。
セルモーター、ソレノイド分解点検加工修正。

してます。

が。。。

これは違う車両のでした、 すみません。
前後キャリパー分解洗浄。

シール交換など。
オーナー様お持込のミクニキャブ。

分解洗浄後に点検修理。
ブレーキマスターも前後とも分解洗浄してシール交換しています。
全く関係ない写真ですがホイールベアリングも前後とも交換しています。

26インチってでかいですね、、、

これは先週。

キャブをS&SのEキャブに交換したいとのことでしたので。。。

中古のキャブを分解洗浄点検。


 フランジはS&Sの新品。

バリがひどいので。。。
バリ取り 面研磨して点検。
マニホールドも新品ですが。。。

この面の仕上げ加工がかなり荒々しく。。。
 軽く擦ってみたらこんなに凸凹。。。

綺麗にしときます。

今どきのS&S製品、ほとんどの部品が面の仕上げ加工が粗いです。。。
 負圧ホースは使用しないのでこのままでも良いですが。。。

いつか必ず起こるであろうと思われる出先の
プチトラブル予防のため。。。
 抜いてねじ切って芋ネジで封印しときます。


 エアクリーナー土台の取り付けカラー製作
 フロートバルブ、S&Sの新品を組みましたがオーバーフロー激しかったのでこれに交換しときました。

これって紹介する時は何製って言えばよいのでしょうか?

大神戸製のIKWORKS製のKEYSTER製です。

わかりません。たぶん上のどれかです。

とても良い部品なのでお薦めです。

いくら部品が良くても・・・

念のため常にコックOFFの習慣はそのままでお願いします。
 加速ポンプからガソリンが噴射されない。。。

だいぶ悩みましたが原因はこれ。

チェックボールのスプリングが。。。
何故か違うの入っててテンション固すぎ状態なってました。。。

形状は似てるのですが組む時に気が付かなかった自分が情けないです。。。
 ちょっと加工
先日のプライマリーからのオイルもれ?

は、プライマリーからではなくミッションのメインドライブギアスペーサーとシールのとこからでしたのでスペーサーとシール交換致しました。


そんなこんなで以上です。