2013年3月6日水曜日

最近不評のKBピストン

当店でナックル~ショベルのエンジンをフルオーバーホールする場合
オーナー様からよほどのご希望無いかぎりKBのピストンを使用しています。

2002年の開業以来ほぼ全車両にこのピストンを使用しております。

ストローカー組んでる車両、フルオーバーホールじゃないリビルトの車両を除く。

で、そのKBピストンなのですが
去年くらいから良くない噂をよく聞きます。

たまたま昨日ランブルエンジニアリングさんからのメールの中にも
KBのピストンで最近何か不具合ありましたか?と聞かれたので
今日その件で朝からアレやコレやと電話で話ししてましたが・・・

今のトコ私とランブルエンジニアリングさんでは特に何の不具合も無く
これからも使い続けると言う同じ意見で話は終わりました。

色々噂に聞く不具合が果たして本当にピストンに自体に
問題があってのことなのかどうなのかということです。

と言う事で当店のお客様はもしネットや噂でこのKBピストンの
悪い話を見たり聞いたりしても気にしないでください。

ここ数ヶ月でKBのピストンって駄目じゃね?
みたいな問い合わせくれた数件の同業者様に関しては
ご自分がそう思われるのであればわざわざ悪い噂広げるより
使用するのやめればいいだけの話だと思います。

同業者様に対してこのピストンが良いか悪いかと言う意見は
私には答えようがないです。

ちなみに残念なのはこのピストン、数年前に生産工場がアメリカからメキシコに変わりました。

その初期のロットで生産された物は涙が止まりません!ってくらい精度も材質も悪かったですがその後ちょっと欠品続いた後から生産され入荷している物はアメリカ製の頃の物とさほど変わりないと思います。

いずれにしてもオーバーホールした際は(特に初期慣らし~実走行開始200キロくらいまでは)
昔以上に神経ピリピリさせながら初期慣らし~慣らしテスト走行を行ってるので
そんなに心配しないでください。

昔のアメリカ製(右)と現在のメキシコ製(左)

鋳型が変わったのと仕上げの加工具合で若干変更があった以外は特に何も変わりないような。。。

ちなみにこのアメリカ製のはいつか自分用にと長年隠し持ってた物ですが・・・

今回残念ながら某タッキー氏のパンに使われることとなりました・・・。

逆に言えば自分のでも今のメキシコ製で問題ないやと思ったと言うことです。



ちなみにこの10数年間で多くのエンジンオーバーホールやってきましたが
その中でこのKBピストンを使用してないのは
出来るだけノーマル仕様でとご依頼あった56FLと埼玉のKさんショベル。
ストローカー組んでる東京のSさん、他同じくストローカーの数名のお客様達だけです。












2013年3月5日火曜日

オーバーホール済みというEVO

先週末に来店されたお客様のEVO。

1年位前にエンジンフルオーバーホール済みで購入されたそうなんですがコレがまた何とも調子悪すぎてなかなか困った感じでした。

とりあえずはキャブとマニホールドからの2次エア修理でマシになるかなと思いまして・・・






 キャブをバラして点検、調整。

ヘッドとマニホールド間のシール交換。
SUのマニホールドに何故か多いこのトラブル。

不圧ホース挿すこの部分がガタガタなってここからも2次エア吸うてましたので。。。
 ココはタップでネジ切ってイモネジ挿入。

最後までネジ穴切りきったら怖いので途中でしっかり止まる程度でネジ穴加工してます。

これで直ったかなと思ったら・・・

全然直らない。

全く意味不明のまま2日放置して今朝原因がやっとわかりました。

フロントのヘッドガスケット抜けてる~。

しかもほんのわずかに。

調整試乗を繰り返すたびにどんどん調子悪くなっていって最後は完全にガスケット抜けたからやっと原因がわかりました。


そんなこんなで・・・

普通に考えればオーバーホール済みで販売されてるEVOなら
まずこんなトラブルはありえないのですが
残念なことにオーバーホール済みと言って単にバラして綺麗に洗浄しただけとか
ヘッドやクランクケースをサンドブラストあててキレイキレイにしただけで
特に修理的なことはせずガスケット交換だけで組み直しただけって言う車両を
今まで何台も見ました・・・

EVOの中古車を購入する際はよーく考えてバイクとお店を選びましょう・・・。

ちなみに当店でEVOをエンジンフルオーバーホールさせて頂いた場合は
5年保障お付けしております。

(チューニングエンジンやファンネル仕様、直管バリバリマフラー仕様などの場合は
 保障に制限がありますが。。。)


で、こちらは昨日、不調で緊急修理に来店されたタコ焼き屋さん。











こちらも上のエボと同じように。。。って思ったらコレ手でスポって簡単に抜けました・・・

ので同じようにネジ穴加工でイモネジ入れて修正。

同じくマニホールドのシール部バキバキに割れまくって2次エア吸いまくりだったので交換。

そして同じく調整試乗すればするほどにどんどん調子悪くなっていってたりで・・・

どちらも同じ原因での不調のような気が・・・




こちらのエボは2年ほど前にヘッドガスケット交換されているそうですが
見た感じコメティック製のメタルガスケットが入ってます。

このガスケットは非常に丈夫でよくできたガスケットです。

が、その独特な形状からキチンと丁寧に組まないと・・・
すぐオイル漏れたりガスケット抜けたりします。結構多いです。

このエボもヘッドガスケット付近からオイル漏れてるような・・・

が、このガスケットは非常に丈夫なため通常のガスケットのように
一気にパンっ!!!って感じでは抜けないのです。

微妙に抜けててわかりにくい。。。と言うのは多いです、ハイ。

ちなみに誤解されないよう追記しておきますが
このエボはデコントさんでカスタムされた車両ですが
エンジンに関してはデコントさんは一切関係無いです。

もちろん当店も今回が初めてで一切関係ありません。

と言う事でたこ焼きください。







2013年3月4日月曜日

委託販売車両 83FLH ポリス

ここ数週間は完成目前の車両10台くらいを
ひたすら作業、納車準備しております。

各車両、納車予定につきましては、ほぼ確実な予定が組め次第
順番にご連絡いたします。


で、こちらは委託販売車両の83年式ショベルFLH(ポリス)です。

当店で販売した車両ではありませんが3年ほど前から
当店で整備しております。

ミッション、フロントフォーク等はすでに当店でオーバーホール済みです。

ミッションオーバーホール時にリアベルトをチェーンに交換しています。

エンジンフルオーバーホール、その他車体整備で3年保障お付けして200万の予定ですが
ご予算に応じて作業内容の変更も相談お受けします。

現状でもエンジン調子悪いわけではありませんが最低限
オイルポンプ、カム周辺、タペット部などの修理は致します。

その場合は保証はお付けできません。

お問い合わせお待ちしております。

ツアラーバック他、純正部品もある程度残っているそうです。

車両は現在当店に置いてあるので来店予約していただければ
現車確認可能です。










2013年2月24日日曜日

アイアンのカムギア周辺

またしてもブログさぼってました。すみません・・・

今回はアイアンのカムギア周辺で悩み迷走しておりました。

作業進んだり止まったりどないなっとんねん!!ってオーナー様からも苦情いただいておりますXLCR.

カムベアリング、ピニオンベアリングなどこの辺の交換はとっくに終わってまして・・・
カムベアリング、袋のラベルにはMade in USA ってかいてあるのに明らかに中身は違う安もんのベアリングだったり・・・

しかもこの安もんベアリング、プレスで潰して強度テストしたらめっちゃ弱かったです・・・

圧入時、押す方ですら簡単に潰れました・・・

あ、ちゃんとUSA製のベアリング注文しなおして組んでます。
 で、カムのスラスト点検して
 各カムギアのシム調整。

アイアン用のカムシム、もっと分厚いの無いんですか?
 しかし・・・

カムギア&アイドラーギア組んでカムカバー付けたら・・・

ギアが回りません。

初めはカム同士やらブッシュのラインリーマーなどの問題かとアレコレひたすら悩んでましたが・・・

カム4つのみで組んでみたら全然問題なく綺麗に回ってました。
問題はこのカムギアとアイドラーギアのみでした。

この状態でカムカバー仮組みしたら

軽く回るとこと全く回らないとこが。。。

これは・・・悩みます。

どこでも全く回らなければギア同士のマッチング悪いとかですが軽く回るとこと全く回らないとこがあるのは・・・

どちらかのギアのセンターが狂ってます。。。

 ちなみにこのXLCRは元々アンドリュース製のカムに交換されていたのでまずはアイドラーギアを疑いまして・・・

ウチの在庫のアイアンから2セットアイドラーギア用意して組んでみたところ・・・

どれも全く同じ症状でした・・・

と言うことは。。。

まさかまさかのアンドリュース製ギアの製品不良???

それは考えたくないなぁ・・・とか思いつつ、
今度は元のアイドラーギアに戻して在庫のアイアンの純正カムを組んでみました。

おぉぉ・・・

直った。
 と、

  言う

 こ
      と
             で・・・

アンドリュースのカムギア分解・・・。

おぉ、アイアンのココ初めて分解しました・・・
念のためカムシャフトも点検。

ギアがついてる真ん中と両端の磨耗具合など点検。

いずれも5/1000ミリ以下の振れなのでまぁ問題無いかと・・・
 で純正のギアもバラしてアンドリュースのカムシャフトに圧入。

さて・・・

どうなることやら・・・
念のため全てのカムとアイドラーギアを組んでカムカバーも組んで・・・

ドキドキしながらゆっくりギア回してみます。

・・・

おお!直った!!嬉しい~

とかブログだけだと何かあっさり簡単に書いてますがここに辿りつくまでかなりの時間を費やしてしまったのです・・・




そんなこんなでこういうちょっとちょっとの積み重ねで気がついた時には
あれもこれもすごく予定がどんどん遅れていったりするのです。

え?

言い訳するな??

スミマセン・・・。

しかしシフトン製のカムギアならよくあることですが
まさかアンドリュース製のギアでこんなトラブルがあるなんて・・・

と言うことはこのXLCR、元々この状態だったから
かなりココ等辺に負担かかってたのかな?

ただでさえ苦手意識のあるアイアンですがこうやっていろんな問題にぶつかって悩んで
一つずつ解決していって・・・

さらにアイアンが嫌いになりそうです!!

とか言うたら駄目。




2013年2月18日月曜日

67FLH FOR SALE その2

こちらは当店の在庫車両ではないのですが同業者様から
売れたら売っといて~みたいな話でしたのでご紹介致します。

現車は見ましたが雨の中で夜だったので写真撮れませんでしたが
真剣にアーリーご購入を考えてる方からのお問い合わせあれば
後日写真撮ってメール致します。

オリジナルペイントでは無かったですがなかなか良い感じの淡いブルー(メタリック?)でした
それ以外はオリジナルっぽい感じでした。
エンジンは実働確認済みとのことです。

新規輸入車です。

エンジン、ミッションオーバーホール&車体整備、新規車検取得(または予備検査取得)
で250万くらいだと思います。

程度の良いアーリーショベルでで、きちんと修理した場合
230~250万くらいで高いと思うようであれば
70年以降のショベルをお探しになることをお勧めします・・・。

最近ではアーリーもどんどん値段上がって
オリジナル度が高いと言うだけでエンジン、ミッション状態わからないようなのでも200万以上で
売ってたりしますしねぇ・・・。






2013年2月17日日曜日

委託販売車両のご紹介 その1


委託販売車両のご紹介です。

今日のショベルの他、84FLHポリス、エボソフテイルのチョッパー、60年代?アイアンリジットの
委託販売車両を準備出来次第ご紹介致します。

また、当店の在庫車両も多数ありますが現在作業予定が多すぎるため
販売車両の紹介は控えていましたが予約受付というのは可能ですので
興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

現在の在庫車両

58FLと 50FL(書類上は50年ですがエンジン、ミッションはオリジナルの65FL)
67FLH75FX72ショベルリジット (この3台は以前ブログで紹介した車両です。)
75ショベルリジット、81ショベルリジット、82ショベルリジット、
74アイアンリジット(リジットフレーム)、75アイアンリジット(純正フレーム+ボルトオンハードテイル)

等です。。。ってこんなに在庫あったんかい!!
忙しくてあまり気にしてなかったですが・・・ちょっと驚きました。

紹介・・・とか言うて全然やる気無い感じの紹介ですね。。。

ちなみに当店の在庫車両は全てエンジン、ミッションオーバーホールが前提なので
お安い車両をお探しの方は他でお探し願います。
業販、現状販売もお断り致しますが、エンジン、ミッションオーバーホールした状態で
外装のカスタムなどは他店でってお考えの方は相談受けます。

本日ご紹介のショベル
こちら昔よくあった組み立て車両?での登録なので純正フレームですが車名不明、型式不明です(車検には全く問題ないです)

エンジンS&S(クランクは純正の1340)
ミッションは純正のロータリートップ

エンジン、ミッション数年前に当店でフルオーバーホール済みの安心車両です。

キャブは純正CVです。

オリジナルにこだわらないって方にはお勧め車両です。



昨年4月のブログの通り車体もかなり点検整備しております
Mさんショベル


メールでのお問い合わせお待ちしております。


 こちらYさんの60年FLH。

元々付いてたS&Sのオイルポンプから純正オイルポンプへ戻すため追加工されてるこの穴は埋めますと以前ブログに書きましたが・・・

よく考えたら・・・
上の穴はタペットスクリーンがあるこの部分を通り・・・
こちらのカムカバー内部まで貫通。

・・・?

何かおかしくないですか???

タペットスクリーン部分と言えば腰上へと上がるオイルの油圧がかかってる部分です。

ここに穴があると言うことは・・・

ここからめっちゃ油圧逃げませんか?




良くわかりませんがこの穴は両側とも埋めておきます・・・。













2013年2月16日土曜日

オイルポンプとフェイスブック

パンとアーリーのオイルポンプ。

ギアの厚みとオイルポンプとのクリアランスからマッチング良さそうなギアを選定して各部面研磨、バリ取り等。

オイルポンプのギアの厚みってかなり誤差あります。

噛みあう2つのギアの厚みの誤差が5/1000ミリ以下ならOKかなと思ってますがひどい物だと1/10ミリぐらい厚み違ってたり・・・
 こちらはアイアン(XLCR)のオイルポンプ。

ビックツインとは全く構造が異なります。

アイアンのオイルポンプはしょぼくて油圧が足りないと良く聞きますが・・・

キチンと組まれていれば全く問題ないのです!!




と、10年ぐらい前ランブルさんに教えていただきました。

その「キチンと組む」と言うのがなかなか難しいです、ハイ。


 各部点検。


エンジンとオイルポンプボディー、オイルポンプボディーとカバーの合わせ面点検。

エンジンとオイルポンプボディー側がかなりカタカタなって合わせ悪すぎなので修正。
合わせ面点検の図。

何して点検して何して修正してるかはあまりにも恥ずかしすぎていえませんが・・・(と言うか画像みたら何してるかバレバレですけど・・・)

 これはだいーぶ合わせ面悪いですね・・・。

このXLCR,元々オイルポンプ周辺からオイル漏れひどかったのですが
確かにこれだと漏れるのも納得。

このままだとガスケット新品に交換してもすぐ漏れてきそうです。


合わせ面修正後の図。

だいぶ良くなったかと・・・

最近疲れ過ぎててこんな程度のブログしか更新できません・・・

















で、タイトルにもあったフェイスブックとやら。

某アドカスタムのシャチョー様の勧めで昨年からやり始めたのですが
こちらは何と言うかブログの超手抜きバージョンとして使用しております。

現在登録してる人はほとんどウチのお客さんなのですが
基本的にハーレー関係、若しくは私のブログ見てくれてる方なら知らない人でも
登録申請していただければOKします。

どなたでも気軽に申請送ってください。

一応わかるように「ブログ見ました」くらいの簡単なメッセージお願いします。

何のメッセージも無く登録申請送られてきた場合は全て無視しております・・・。

基本的にはフェイスブックも仕事としてとらえてるのでプライベート的な遊び関係、
交友関係を広めましょー的なメッセージには一切返事致しません。

http://www.facebook.com/takahiro.nii.142/posts/208643735944670?comment_id=769892

もしくは新居高広 で検索してみてください。