2014年5月11日日曜日

48FL S&Sクランクケースに交換

エンジン腰下は何もバラさず結構調子よく走っていた48FLですが。。。

どんどんオイル漏れがひどくなり。。。

しかもそのオイル漏れがシールやガスケット部ではなくクランクケース側面から。

マジックで線書いてる部分、すべてクラックです。

これはさすがに。。。

と言うことでS&Sのクランクケースに交換決定。
 バラします。

ピストン他、使える物はそのまま使うということで各部点検しつつ。。。

S&Sのケースに交換するとピニオンシャフトやスプロケットシャフトも形状変わるのでとりあえずオイルポンプ以外はこのまま置いておきます。

フライホイール&コンロッドは当店でストックしてた物を使用。
各部点検。

相変わらず。。。細かい部分でひどいクランクケースです。

もちろん各部加工修正すれば何ら問題なく良いケースです。
ケースの左右合わせ面の加工修正後ケース仮組します。
シリンダーデッキ面の点検。

微妙です。

前後共に面研致しました。


ケースセンター点検。

微妙です。

これまた勿体ないですが新品の状態で圧入されているスプロケットシャフトのベアリングレースなど取り外してピニオンベアリングレース、ぐりぐりセンター合わせのラッピング。

などやっていたのは今年の1月中ごろ入院前でした。
この頃は月末の入院までには。。。と焦っていたせいか写真が全然撮れてなくてすみません。。。


クランク完成してしまいましたの図。

手前右のが48FLのです。
 で、退院後しばらくした後、、、

せっかく腰下新品でちゃんと直すならヘッドも。。。

とオーナー様から連絡あったのでレプリカヘッドお取り寄せ。

こちらも新品ですが色々と加工修正致します。
 まずはバルブシートカットからシート当り幅の調整など。

 すり合わせして
 ラッピングで仕上げ。


ひたすら洗浄。

新品言えども各部オイル穴など要注意と言うことでひたすら洗浄。

たまに加工時のすんごい金属片でてきたりします。
 S&Sのケースはこのシャフト部のボルトが。。。

どちらも正ネジでした。


 ピニオンシャフトが変わったので合わせてピニオンギアもスプラインタイプからテーパー固定のに交換。

カムギアとのマッチング良さげなギアを現物合わせで選定。
各部スラスト調整。

 シリンダーベースのガスケット。

コメティックやサイコみたいなフォーマットのパン用もやっとリリースされたとのことでこの時初めて取り寄せましたが。。。

この赤いコーティングは・・・
 とか言いながらも腰下完成。
 あ、タペットローラーは4つとも交換致しました。
オイルタンク内部もしっかり洗浄。

そんなこんなで・・・

完成して4月に納車。

もっとちゃんと写真のこしておかな駄目ですね。。。