S&Sの107cu(約1700cc?)エンジンを搭載したBIGDOGというメーカーのバイクです。
107cu...
なかなか手強そうです。
まずはオイル漏れのあるロッカーボックス周辺を分解して点検。
各ボルト、強烈にロックタイトが塗られておりボルト緩めるのも一苦労でした。。。
ロックタイト除去を兼ねて全てのネジ穴を点検修正してきます。
ロッカー周辺のオイル漏れ修理であれば本日夕方から作業して今日中に終わらせる予定でしたが・・・
マニホールド、フランジ部から2次エア吸ってる感じがあったのでマニホールド外して点検。
Gキャブって口径、その他すごい形状ですね・・・
マニホールドのフランジ&シールが付く部分、前後とも変形して歪んでしまってます。。。
ここは肉厚がかなり薄いので脱着する際は注意が必要です。
業者様に連絡したところ新しくマニホールドとシール送りますとのことでしたので残念ながら部品入荷まで作業は中断です。
フルポリッシュのエンジン、綺麗ですねー。
しかしこの手のエンジン、ちょっとした不具合や組み方不良でエンジンぶっ壊れちゃう危険性が多いので各部慎重に点検致します。
ちなみにS&S社自体この手のエンジンは長持ちしませんってカタログに書いてあるから壊れてもまぁ仕方ないのでしょうか。。。?
先にオイル漏れ修理終わらせようと思いましたが。。。
業者様から送られてきたガスケットが左のS&S製でした。
問題はないと思いますがこの大排気量のエンジンには・・・
と言うことでコメテックかサイコの左右一体式のメタルガスケットを使用させて頂きます。
しかし最近EVOエンジン修理が少なくガスケット在庫切れでした。。。
純正のが1台分あったのですがメタルガスケットと言ってもこの全面ラバーコーティングのは・・・
長い目で見るとどうなんでしょうか・・・
と言うことで使うのやめました。
本日発注して明日入荷予定です。
かなり久しぶりにシーシーバーなる物を作ってみました。
まずは角棒を曲げて並べてイメージ作りから
現物合わせで溶接していく予定でしたが。。。
そんな簡単じゃ無かったです。。。
厚めの鉄板に寸法、並行、直角など下書きして。。。
固定。
固定。
で、上からも直定規で確認しながら、、、溶接。
車体に取りつけて見ます。
最後はリクエストのあった鉄の球をシーシーバー先端に溶接。
固定が大変です。。。
本当は溶接ではなく角棒の上部を削って丸く。と言うオーダーでしたが・・・
それを4か所となると膨大な時間がかかってしまうのとその割に精度良く加工出来るかどうかと言う感じでしたのでこのやり方で了解頂きました。
下側はこんな感じで固定して。。。溶接。
後はひたすら磨き磨き。
最後は黒く塗装して完成。