かなり手抜きな作業報告になりそうですが・・・
まず本日は早朝からコレ。
ではなくて昨日点検した80年ショベルのピニオン部分。
レース内径はそのままいけそうな感じでしたが・・・
シャフトとベアリングも測定するとクリアランスがガタガタでベアリングサイズもバラバラで。。。
しかも左右のケースの合わせもガタガタで。。。
どうしましょう?今回はオーバーホール前提ではなくクランクの交換のみとのことでしたので・・・
オーナー様に連絡して相談したいがまだかなり早朝。
しかし今日の午前中にこの作業終わらせないと次に出来るタイミングは来週末ぐらいまで放置・・・
うーん、どうしましょう。。。
ちなみに元のコンロッドレース、クランクピンも要交換レベルでガタガタ。
まぁ、今回は・・・
依頼された作業以外は見て見ぬフリして作業すすめましょうかね・・・
・・・・
無理!
ちゃんと説明したらきっと納得して頂けるはず!
と。。。
元のベアリング達さようなら。
一人で勝手にスッキリしたとこでコンロッドもストックしていたショベル純正のを使用していつもの内面研磨から始めます。
内面研磨で偏摩耗を綺麗に整えれたらこちらは新品に交換したクランクピンのサイズ測定し使用するベアリング選定して。。。
内面研磨の最終仕上げでクリアランスを調正。
ピニオンシャフト部も元のレース内径と使用するシャフトの寸法から使用するベアリングを選定して・・・
と思ったらこの写真は元のベアリングの寸法測定してた時のでした。
今回使用したのは元のより2つオーバーサイズのベアリングです・・・
専用工具にてピニオン側ベアリングレース内部内面研磨&左右センター合わせ。
写真撮り忘れましたがこの前にクランクケース左右合わせ面研磨も終わらせています。
そんなこんなでクランク芯出し開始。
今回も順調に芯出し完了。
正確な数値ではありませんが今回は左右ともにだいたい5/1000ミリぐらいです。
今回S&Sから交換したフライホイールは80年FXSに組まれてた純正フライホイールです。
芯出しする前に洗浄して乾かしておいたクランクケースとクランクを組んでいきます。
スプロケットシャフトベアリングはこんな工具で圧入していきます。
そう言えば先週から珍しく黒エンジンが4台も続いてますねぇ。。。
クランク組めたらオイルポンプ仮組点検していきます。
S&Sの旧型オイルポンプ、私は好きなのですが。。。
組んだらギア回らなくなるのが多く、組み付け方も結構シビアだったり。。。
今回のもアレもコレもで仮組でギアの周りがかなり渋かったのであんなこんなで加工修正後に再度仮組点検。
OKで本組み付け完了。
ココで昨日のブログ見ました!かかかかカムが!!とオーナー様から連絡あり。
早朝から一人で勝手にスッキリして追加作業開始してしまったのでオーナー様に連絡するのすっかり忘れてました・・・
追加作業きちんと説明したら快く了承していたでけたのでヨカッタヨカッタ。ってこの時点で追加作業全て完了しちゃってましたが・・・
で、カムは純正HカムかアンドリュースのJでとのことでしたので・・・
こちらショベル後期用純正Hカム3つ。
左と真ん中は同じカラーコードですが真ん中のだとカムカバー組んだらギアきつ過ぎて全く回らず。左のだとスムーズに回る(ちょっとガタありすぎかも)
やはり元々のマッチングじゃないとカラーコードはあてになりませ。。。
左のカムだとスムーズに回りましたがブリーザーギアも一緒に組んだらこれまたキツくて回らなくなってしまいました・・・
なかなか大変ですねぇ・・・ブリーザーも要交換。
ショベル純正のHカム、状態良いの余ってる方いたら売ってください。
いっぱいストック欲しいです。
ショベル用アンドリュースのAカム、#1カム、Bカム、いっぱい余ってるので交換でもOKです。
パン~アーリー用のAカム、#1カム、Bカムもいっぱい余ってます。
と、こちらのショベルは本日はここまでで昼からはまた車検いったり
週末納車の車両の点検したりなんだかんだで・・・
本日終了。