本日は作業報告とは関係ないブログです。
昨年納車したナックル(別名 奈津子)
このナックルにはかなり色んな思い入れがあります。
元々は私の友人が購入した車両で、今よりもまだまだ知識も経験も足りなかった10年前。初めてこのナックルのエンジンをオーバーホールしました。
その後何度もバラして組みなおして繰り返しこの1台だけでかなり色んな勉強できました。
かと言って今は完璧かと言えば全くもってまだまだです。
先日、納車後初めて現オーナー様から連絡あり。
奈津子、調子えぇです。かなり良い感じです。
とのことでした。
まだあまり乗られてないので何とも言えませんが5年10年後も同じ用に「えぇ感じです」と連絡いただける事を祈るのみ。。。
ナックルと言えばとにかくヘッド。
昔、勝手な理論のもといらん加工したせいで昨年納車前にヘッド交換して組み直したときかなり痛い目にあいました。。。
そしていつも村山さんに怒られる。
「自分、いらんことせんでえぇねん、普通でえぇねん、やる前に連絡せぇっちゅーねん」と・・・
何事も勉強と経験が大事ですね。。。
いつもご教授ありがとうございます。
いかにもノーマルが朽ち果てただけみたいなスタイルだった奈津子がたった半年足らずでこんな姿になってました!!
全然知らなかったです(笑
ちょっとずつカスタムしていくのかなって思ってましたがまさかいきなりここまでカッコ良くなってるとは!!
スーサイド慣れたらまた京都にも乗ってきてくださいね~。
で、話変わって和歌山の然サン。
先日お話してたキャブのパワーチューブってのはこんな感じです。
エンジンに吸われてドバ~ってでてくるガソリンを・・・
シュワ~ってこんな感じの細かい霧状にさせて燃焼効果を高めるという物です。
ちなみに私のEVO(キャブS&S)に15年ぐらい前装着しましたがその時一緒にハイカム、ハイコンプ、ビックバルブ化したのでこのパワーチューブだけの効果はいかほどか全くわかりません。。。
で、話変わって寝屋川のネッチさん。
先日お話してたクランクケースの溶接について。
例えば完全に右も左も下半分粉砕したこのパンヘッドのケース。
クラックじゃなくてバラバラに粉砕したケース。
いたるところ溶接だらけ。
こんなんでも普通に走ってます。
オイルも漏れてません。
ただしここまで逝ったら全くもってマッチングケースの意味もないので溶接後の機械加工は大変です。
要は溶接後いかにきちんと機械加工できるかどうかの話です。
ま、機械加工は自分でできないので何も偉そうに言えませんが。。。